組織の管理

職場における「ムダ・ムリ・ムラ」について考えてみる!

「ムダ・ムリ・ムラ」とはどのような状態か?

職場の ”ムダ・ムリ・ムラ” を無くしましょう。

そう言われて、すぐに「さあやろう!!」と動ける人は少ないと思います。

それは、何が「ムダ」であり、「ムリ」であり、「ムラ」であるのかはっきりしていないことが多いからです。

では、どのようなことが「ムダ」であり、「ムリ」であり、「ムラ」であるのか事例を挙げて説明します。

ある牧場からある牧場へ牛を30頭輸送しないといけません。

ここに、1台に10頭の牛を乗せることができるトラックがあります。

あなたはどのように輸送しますが?

1回目の輸送:10頭

2回目の輸送:10頭

3回目の輸送:10頭

通常なら3回の輸送で牛を運びきります。

【ムダ】のある輸送方法

トラックに1頭ずつ乗せて、30回輸送をする。

本当なら3回の輸送で終わるのに、30回輸送しています。

これだと、すごく時間のムダになってしまいます。

【ムリ】のある輸送方法

トラックに15頭乗せて輸送しようとする。

通常、10頭しか乗せることができないトラックに15頭も牛を乗せようとすることはムリがあります。

【ムラ】のある輸送方法

  • 1回目の輸送:10頭
  • 2回目の輸送:1頭
  • 3回目の輸送:5頭
  • 4回目の輸送:8頭
  • 5回目の輸送:6頭

1回目は10頭乗せて輸送し、2回目は1頭乗せて輸送するなど、輸送する頭数がばらけていてムラがあります。

会社で行われている「ムダ・ムリ・ムラ」

職場で起こりえる「ムダ・ムリ・ムラ」。

実際どのようなことが起こりえるのかを一部記載してみました。

  1. 社員Aさんと社員Bさんが同じ資料を作っている
  2. 資料作成で両面印刷でいいものを片面印刷にしている
  3. 集まるだけの会議をしている
  4. 上司が社員Aさんに通常一週間かかる仕事を明日までに作成するようにと依頼している
  5. 社長の出勤時間が朝からだったり昼からだったりいつもバラバラで連絡もないので社員の業務が滞る

いかがでしょうか?

この他にも似たような事例がありませんか?

このような事例に対しては改善が必要ですが、まずこの事例が「ムダ・ムリ・ムラ」に当てはまるかどうかを感じ取れなくてはいけません。

① 社員Aさんと社員Bさんが同じ資料を作っている

  • 二人が同じ作業をすることによる「ムダ」
  • 社員Aと社員Bのコミュニケーションが取れていない
  • 連携不足

② 資料作成で両面印刷でいいものを片面印刷にしている

  • 用紙を余計にしようすることの「ムダ」
  • 両面印刷、または裏紙を使用することで解決する

③ 集まるだけの会議をしている

  • 会議の中身がない、またはダラダラ会議をすることによる「ムダ」
  • 会議をする前に出席者に議題資料を配布し会議をスムーズに進めることが必要

④ 上司が社員Aさんに通常一週間かかる仕事を明日までに作成するようにと依頼している

  • キャパシティー以上の業務を与えることによる「ムリ」
  • 上司の業務計画を立てる能力不足

⑤ 社長の出勤時間が朝からだったり昼からだったりいつもバラバラで連絡もないので社員の業務が滞る

  • 社員が社長の決済をもらえないことによる「ムラ」
  • 社長が朝から出勤できないのであれば、前もってスケジュールを部下に教えておくことで解決

まとめ

会社の中で起こっている「ムダ・ムリ・ムラ」は、全てが大掛かりな改善が必要なものではなく、自分の行動次第で改善できるものも含まれています。

そのようなものから改善していくことで、大きなものについても改善することが可能となっていきます。

もし改善を行ったとしても、他人の目で見ると、まだ改善の余地があるかもしれません。

常に自分や自分の関連する業務を見渡す視野を持つことで、高いレベルの意識を持てるようになります。