最近、ニュースでよく聞く『GSOMIA(ジーソミア)』。
日本と韓国が仲が悪くなってきてるからいろいろあるらしいです。
あまり気にはしていなかったんだけど、結構重要なことらしいので調べてみました(^0^;)
GSOMIA(ジーソミア)とは?
GSOMIA(ジーソミア)は、”General Security of Military Information Agreement”の略で、「軍事情報に関する包括的保全協定」って意味らしいです。
- General Security ⇒ 一般的なセキュリティー
- Military Information Agreement ⇒ 軍事情報協定
ジーソミアを単純に訳しただけでは、いまいち意味がよくわかりませんが、「仲の良い2国か複数の国で軍の秘密情報を提供し合って、それを他の国に漏洩しないようにしましょうって約束する」みたいな感じらしいです。
つまり、日本と韓国の軍の秘密情報を教え合って、何かあったときには対応するけど、教え合った情報は他の国にはばらさないってことです。
なお、ニュースで聞いていると、日韓関係ばかりのことが取りあげられているので、日韓の協定だけをGSOMIA(ジーソミア)と言うような感じがしますが、他の国同士でも協定でもジーソミアと言うみたいです。
GSOMIA(ジーソミア)の役割
さて、日本と韓国の間に設けられたGSOMIA(ジーソミア)ですが、実際にどんな役割があるのでしょうか???
日韓でのGSOMIAの役割は、北朝鮮からのミサイルへの対策がその大きく役割になっています。
以前から、北朝鮮が日本海に向けて多くのミサイルを発射しています。
そして、最近では、日本を越えて太平洋に向けても発射しています。
アメリカ外交に向けてのアピールみたいですが・・・。
このミサイル、日本や韓国に落ちていないからいいというものではなく、ミサイルの発射に失敗することで、日本や韓国に落ちるかもしれないということが問題なことです。
北朝鮮は、ミサイル発射に自信満々ですが、ミサイル発射の方角にいる日本としたは、たまったものではありません。
そのため、日本も韓国も北朝鮮のミサイル情報はとても重要な情報になります。
その情報のやり取りのために必要なものがGSOMIA(ジーソミア)になります。
日本と韓国の情報のやり取り
GSOMIA(ジーソミア)による、日韓での北朝鮮のミサイル情報のやり取り。
実際に、どのような情報のやり取りがされているのでしょうか?
これは、それぞれの国がどの部分の情報収集が優れているのかという点が関係しています。
ちなみに、日本は北朝鮮が打ち上げたミサイルの動きや落下地点などの情報収集に優れていて、韓国は38度線付近の情報や脱北者からの情報収集に優れています。
つまり、日本と韓国のGSOMIAの情報のやり取りの主なものは、下に記載したようなものになります。
- 日本 ⇒ 偵察衛星などで収集した北朝鮮の写真の情報
- 韓国 ⇒ 脱北者などの人間を通じて得た情報
GSOMIA(ジーソミア)の破棄で何が変わるのか?
日韓のGSOMIAの協定は、1年ごとに自動更新されるしくみになっています。
ですが、2019年8月22日に韓国が協定の破棄を決定しました。
そのため、2019年11月23日午前0時にその効力を失うことになります。
GSOMIAが効力を失うということは、お互いの北朝鮮に関する情報のやり取りがなくなるということになります。
その情報とは、先ほど説明したものです。
- 日本 ⇒ 偵察衛星などで収集した北朝鮮の写真の情報
- 韓国 ⇒ 脱北者などの人間を通じて得た情報
では、GSOMIAの破棄で何がどのように変わるのでしょうか???
お互いの情報のやり取りがなくなるので、どちらの国にとってもマイナス面があります。
けれど、そのマイナス面もまったく等しいわけじゃないように思えます。
日本は、脱北者からの情報や38度線付近の北朝鮮の情報は得られなくなり、韓国は偵察衛星などで収集した北朝鮮の画像情報を得られなくなります。
でも、この2つを比較すると、偵察衛星などで収集された北朝鮮の画像情報を得られない韓国の方がマイナス面が大きいような気がします・・・(^_^;)
まとめ:これから・・・
最近、日韓関係の悪化、どう見ても韓国の大統領がやらかしているようにしか思えません。
もともと韓国は、日本を敵対視することで世論の注目を集める傾向があるので・・・(^^;)
確かに、日本を敵対視して、行動すれば大統領は指示を得やすいのかもしれませんが、自分の票集めのためにするのはどうかと思います。
今回のGSOMIA(ジーソミア)の破棄によって、一番喜ぶのは北朝鮮でしょうし、もう少し良い方向にいってほしい思います。