Twitter上で、一部のクリエイターがディズニー映画「アナと雪の女王2」に関する投稿を同じ時刻に行ったので、ステマの疑惑があがりました。
この問題については、ディズニー側の謝罪があり、PRの表記が抜けていたということでした。
ところで、文章内にある『ステマ』という語句ですが、どういう意味なのでしょうか?
ステマとは?
ステマとは、”ステルスマーケティング”の略語で、企業からお金を受け取って宣伝する契約をしているのに、あたかも中立的な立場を装って良い口コミや評価を行うことをする行為のことを言います。
このような行為は、ずっと昔から使われている行為で、聞きなれた言葉で言うと「サクラ」や「ヤラセ」と呼ばれるものです。
ステマがなぜだめなのか?
ステマがなぜいけないことなのか?
それは、お金をもらい宣伝しているのにも関わらず、そうでないように見せる行為が、消費者を騙しあざむくことになるからです。
これでは、詐欺を行っているのと同じになってしまいます。
芸能人やインフルエンサーの場合は?
ここで、不思議なのは芸能人やインフルエンサーの場合です。
芸能人やインフルエンサーも、お金をもらって商品の宣伝を行います。
そのため、ある意味この宣伝行為が「ステマ」のように感じてしまいます。
これも、ステマと同じではないのか?
お金をもらっていなければ、ステマではないのですが、お金をもらっているときには、SNSやブログの投稿に「#PR」や「#AD」といった表記をつけます。
PRとADは、それぞれ
- PR ⇒ パブリックリレーションズ(Public Relations)
- AD ⇒ アドバタイズメント(advertisement)
の略で、どちらも広告や宣伝という意味があります。
今回の「アナ雪2」のステマ疑惑
今回、ニュースになっているのは、何人かのクリエイターが12月3日の19時に、いっせいに「アナ雪2」の宣伝をTwitterで行ったことが問題になっています。
ばらばらの投稿であれば、疑われなかったのかもしれませんが、さすがにいっせいにTwitter上に投稿してしまうと、「ステマ」を疑われても仕方がないのかもしれません。
アナ雪の人気は、そんなことをしなくても問題なさそうですが、それでもクリエイターとしては、気持ちを抑えられなかったのかもしれません。
ステマについて:まとめ
ステマは、宣伝・広告であることを隠すことで、商品やサービスのイメージアップを図る手法です。
ただ、そうすることで、消費者を騙すことになるので、国によっては違法行為として扱われます。
最近では、芸能人だけではなく、一般の方がインフルエンサーとして商品の宣伝などを簡単に行う時代になりました。
そのため、いつ自分がステマの被害者になるか分かりませんし、ひょっとしたら加害者になってしまう可能性もあります。
ステマが、どのようなものかを理解した上で、普段から気を付けることが大切なことです。