時事問題

公的DVシェルターと民間DVシェルター|2つのDVシェルターの大きな違いとは?

DVを受けていた女性が、実家に避難していたのに、DVをしていた夫が追いかけてきて、殺されれてしまうという悲惨なニュースを見ました。

警察にも相談していたみたいですが、最悪の結果に・・・。

本当にいたたまれないです。

そんなとき、コメンテーターが「警察は”DVシェルター”などを勧めてもよかったのでは・・・」と話していました。

この「DVシェルター」とは、どのようなものなのでしょうか?

DV(ドメスティックバイオレンス)

DVシェルターをまとめる前に、まずは、DVについて簡単にまとめていきます。

「DV」とは、”ドメスティックバイオレンス”の略です。

”配偶者暴力” ”夫婦間暴力”という言い方もされ、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる暴力行為のことを表しています。

説明の中に「暴力行為」と言う語句があるので、殴ったり蹴ったりなどの身体的なものを想像してしまいますが、心理的な暴力や経済的な暴力も含まれようです。

  • 身体的暴力 ➡ 体への暴力
  • 心理的暴力 ➡ 言葉での暴力
  • 経済的暴力 ➡ 生活費を渡さないなど
  • 性的暴力  ➡ 無理な性行為の要求など

現在、このDVの相談件数は、年間10万件を超えるほど多くなってきていて(内閣府調べ)、DV被害者を援助する動きも高まってきています。

DVの被害から逃れるためには、その加害者の目の届かない場所に身を隠すことが一番です。

ただ、今回のニュースのように、実家に逃げていたとしても、追いかけてきて被害を受けるケースもあります。

婚姻関係にあれば、相手の実家を知っていて当たり前なので、追いかけられることも仕方がありません。

このようなことにならないように、DVシェルターは存在します。

DVシェルターとは?

「DVシェルター」とは、DVに合った被害者を、加害者である配偶者等から隔離しする保護施設のことを言います。

このDVシェルターには、行政が運営する「公的DVシェルター」と民間が運営する「民間DVシェルター」の2種類があります。

  • 公的DVシェルター ➡ 行政が運営
  • 民間DVシェルター ➡ 民間が運営

利用率の低い「公的DVシェルター」

全国にあるDVシェルターには、「行政が運営する公的DVシェルター」「民間が運営する民間DVシェルター」の2つがありますが、同じDVシェルターでも利用率に大きな差があります。

それぞれの利用率を比較すると、

公的DVシェルター ➡ 3割以下

民間DVシェルター ➡ 7割超え

となります。

この利用率の大きなの原因は、DVシェルターの利用にあたっての規則の厳しさにあります。

DVシェルターの規則の違い

公的DVシェルターと民間DVシェルター。

この2つのDVシェルターの規則はどのように違うのでしょうか?

調べてみると、公的DVシェルターでは、入居する時点で、

  • 財布を預けないといけない
  • 携帯を預けないといけない
  • 外出制限がある
  • 他の入居者との会話の禁止

など不便なことが多いみたいです。

これに比べて、民間DVシェルターでは、このように細かい規則がない場合も多く、かなりゆるいみたいです。

住んでいる家から逃げないといけない状態で、DVシェルターを利用しているので、その情報が外部に漏れないようにするには、公的DVシェルターぐらいの規則にしないといけないとは思いますが、利用者の体験談を読んでみるとその大変さが分かります。

ただ、自分の仕事や子供の学校など、今まで通りの生活を送りながら、加害者から身を守ることを考えると、民間DVシェルターの方がある程度の自由度があり、利用しやすいのかもしれません。

まとめ

日本には、秩序を保つために法律があり、何か違法なことがあると警察に頼ることができます。

ただ、その警察は、事件が起きないと動けないという無能さを兼ね備えています。

つまり、「自分に危害を加えるかもしれない人物」というだけでは、見守りの強化程度のことしかしてもらえません。

それも、ちょっと巡回を増やす程度なので、ほとんど意味がないです。

結局は、自分の身は自分で守れということになります。

DVシェルターなどの支援施設を充実させることと同時に、あまりにひどい加害者に対しては、早めに逮捕すなどの対処を行える仕組みを作ってほしいと思います。