秋の紅葉、そして紅葉狩り。
いや、イノシシやシカを狩りに行くんじゃないんだから(^^;)
そう思ってしまうのは私だけでしょうか???
今回は、『紅葉狩り』の言葉の由来を調べました。
紅葉狩りの「狩り」の意味
11月に入り、山々がだいぶ色づいてきました。
もみじやイチョウは、本当にきれいに色づきますよね(*^^*)
この時期は、多くの方が”もみじ狩り”に行かれると思います。
ところで、なぜ「狩る」という言葉を使うのでしょうか?
「狩り」とは狩猟なのでは?
そもそも「狩り」という言葉は、鳥や獣を捕らえることに使われます。
なので、そのような使い方をしたらしっくりきます。
- イノシシ狩り
- シカ狩り
- 鷹狩り
ただ、狩猟ではなく”狩り”という言葉を使用しているものがあります。
それは、海に貝を捕りに行く「潮干狩り」や、植物を採りに行く「キノコ狩り・ナシ狩り・みかん狩り・ぶどう狩り・イチゴ狩り」などです。
潮干狩りに関して言えば、まだ生物を狩っているので、狩りという言葉を使っていいような気がしますが、植物に関して言えば何か違うような感じがします。
これは、言葉の意味合いが徐々に変化していったことに理由があるみたいです。
植物にも「狩り」という言葉が使われるようになった理由
動物を狩猟する際に使われていた「狩り」という言葉。
今では、植物に対しても使われていますが、これはいきなりではなく、徐々に意味合いを広げていったみたいです。
”獣を捕まえる意味合い”から、”野鳥や小動物を捕まえる意味合い”に、そして、”果物や植物を採る意味合い”という感じにです。
そして、その意味合いは、もみじや草花にも使われるようにもなったと言われています(諸説あり)。
獣
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獣 + 野鳥や小動物
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獣 + 野鳥や小動物 + 果物や植物
「お花見」はどうなる?
秋に行う紅葉狩りと同じように、春には「お花見」というものがあります。
このお花見は、一般的に”お花狩り”とは言いません。
紅葉狩りがあるのであれば、お花狩りがあってもいいような気がします。
なぜでしょうか?
これは、お花狩りではなく、「桜狩り」という言葉があるらしいです。
そして、同じように紅葉狩りには、「もみじ見」という言い方もあるらしいです。
どちらも、耳慣れない言葉ではありますが、言葉としては存在していて、ただ、世間一般で使いやすい、「お花見」と「紅葉狩り」が使われているうちに、その言葉しか聞かなくなっただけかもしれません・・・(^_^;)