男性が「おしっこ」の後にふかない理由を徹底検証！！

「なんで男性はおしっこのあとにふかないの？？？」。

女性に質問されたことがあります。

う～む。。。難しい問題かも・・・。

そう思って、なんでふかないのか考えてみることにしました。

男性が「おしっこ」の後にふかない理由

男性もトイレで「うんこ」をした後には、トイレットペーパーできちんとふきます。

まぁ、さすがにそれは当たり前ですが・・・(^^;)

ですが、「おしっこ」に行った後は、ふくことはありません。

男性からすれば、この行動は小さい頃からの当たり前の行動なので、とくに気にすることでもありません。

ただ、このことは、女性からはすごく不思議なことらしいです。。。

女性の場合は、ふくのが当然なので、ふかない男性は不潔に思えるらしく・・・。

一度、不潔だとすごく責められました。。。(^^;

なぜ、男性はおしっこのあとにふかないのか？

女性がきちんと納得のいく説明ができるように考えてみます。

理由①：「男性トイレ」のつくりに問題があるから！！

女性は見たことがあるでしょうか？

「男性トイレ」は、下の写真のような感じになっています。

男性はおしっこをする際は、ここへ横一列に並び、特に仕切りもない状態のなかおしっこをします。

そして、写真を見てわかるように、トイレットペーパーは設置されていません。

また、トイレのつくりもトイレットペーパーを流せるような作りをしていません。

おしっこが終わると、自動で「シャーッ」と音を立て、自動で水が流れます。

この自動で流れる水が、流れ切っていないおしっこを流してくれるわけです。

つまり、もしおしっこの後にふきたい人がいたとしても、ふくことができないのです。

このことから、男性がおしっこの後にふくことを浸透させるためには、トイレの設備的な面から改善することが必要になると思います。

小便用のトイレにトイレットペーパーが設置され、トイレットペーパーを流せることができるような仕組みになれば、男性でもおしっこの後にふく方が増えるかもしれません。

それなら「大便用のトイレ」でふけばいいんじゃないの？

男性の小便用のトイレにトイレットペーパーがないのであれば、大便用のトイレでおしっこをすればいい！！！

そのように発言する女性もたくさんいらっしゃるでしょう。

そうすればトイレットペーパーもあるし、必ずふくことができる！！

確かにその通りです(;^ω^)

間違いないと思います。

この文章を書いているわたくしも、大便用のトイレでおしっこをするとなぜか自然と拭いてしまいます(;”∀”)

ですが、男性用のトイレでは女性用のトイレのように大便用のトイレはたくさん設置されていません。

これまたハード面の問題です・・・。

ただでさえ、設置台数の少ない大便用のトイレで男性がおしっこをするようになってしまうと、トイレは大渋滞になってしまいます(;”∀”)

もしも、男性のトイレから小便用のトイレがなくなり、全てが大便用のトイレになってしまえば・・・きっと多くの男性が、おしっこの後にきれいにふくようになるのではないでしょうか(^^♪

そのためには、まずは男性トイレの大規模な改修が必要になってきますが・・・(;^ω^)

理由②：男性はチンチンをしぼるから！！

男性がおしっこをする際には、以下のようなながれになります。

ここで重要なのは”残りのおしっこを出すためにおちんちんを振る（しぼる）”という部分です。

男性がおしっこをするときにできて女性にはできないことは、このおちんちんを振る（しぼる）という行為になります。

この行為により、男性はおちんちんに残ったおしっこを出すことができます。

そして、この行為をすることにより、多少なりともふかなくても清潔に保つことができるのです(^^♪

理由③：尿道（にょうどう）の長さが違う！！

さきほどの説明で、”男性はおしっこの後にしぼることができる”という部分で考えてみましたが、もう少し掘り下げてみましょう。

男性にはおちんちんがついているため、女性に比べ、尿道は長くなります。

人は体の中でおしっこが作られ、その作られたおしっこは「膀胱（ぼうこう）」という臓器に溜められます。

そして、膀胱にある程度おしっこが溜まると、おしっこがしたくなりトイレに行っておしっこをするわけです。

おしっこをする際の”おしっこが膀胱から体の外に出るまでに通る管（くだ）”を「尿道」といいます。

つまり、おちんちんがある男性と、おちんちんがない女性では、体の作り的に尿道の長さが異なることになります( ^ω^ )

ちなみに、尿道の長さは　「男性で16～20㎝」　「女性で3～4㎝」　と言われています。

この性別による尿道の長さの差は約10～15㎝で、これはおちんちんの長さの分になります。

• ―――　　赤線の部分　：　3～4㎝
• ―――　　青線の部分　：　10～15㎝

ふくのか？振るのか？

今回の問題は膀胱からの尿道の距離（3～4㎝）以降を、どのように扱っているかという問題なのかもしれません。

女性は、膀胱からの距離3～4㎝先はおしっこの出口であって、おしっこの後はその部分を拭いています。

男性は、膀胱からの距離3～4㎝先よりおちんちんが始まり、おしっこの後はその部分を振っています。

女性は振れないから拭いていて、男性は振れるから振っている。

ただそれだけなのかもしれません(;^ω^)

そもそも女性は男性よりも清潔に保つ必要がある！！

男性と女性で尿道の長さが違うということを説明しましたが、その長さの違いのせいで、女性は男性よりも清潔に保つ必要があります。

”尿路感染症（にょうろかんせんしょう）”　という病気を聞いたことがあるでしょうか？？？

この病気は、外部から細菌が尿道を通って体内に侵入してしまい、感染してしまう病気です。

尿道を通るということは、もちろん尿道の長さが関係します。

尿道が短いほど細菌が体の中に入りやすくなるからです。

さきほど説明しました通り、尿道の長さは、

• 男性で16～20㎝
• 女性で3～4㎝

と言われています。

つまり、女性の方が男性よりも”尿路感染症”になる確率はものすごく高いことになります。

そのため、女性は男性に比べ「陰部（いんぶ）」を清潔に保つ必要があります。

おしっこの後にきれいに拭くという行為は男性よりも女性の方が重要になります。

最近では、ウォシュレットの普及により「ビデ機能」で簡単に陰部洗浄ができるようになりましたし、とても便利な時代になりました(^^♪

おしっこを絞り切れないからパンツがしみる！！

そもそも男性に女性が　「おしっこの後にきちんと拭け！！」　と意見を持つことは何が原因だったのでしょうか？

男性のトイレを覗いていてということはないでしょうし、やはり男性が拭いていないかもと考えるきっかけがあったんだと思います。

女性がそのようなことを考えるきっかけ・・・。

予想でしかありませんが、彼氏や旦那さんのパンツがしみていることに気付いてしまったからかもしれません(;”∀”)

男性も、女性も、年齢と共におしっこが終わった後に膀胱からおしっこが出ていくことを止める”尿道括約筋（にょうどうかつやくきん）”が弱ってきます。

そのため、どれだけおしっこの後におちんちんを振っても絞っても、パンツにしみちゃうことになっちゃいます。

よく聞く”残尿感（ざんにょうかん）”や”尿もれ（にょうもれ）”というやつですね(;´･ω･)　

こうなってくるとお薬に頼るか、女性の意見に合わせておしっこの後は拭いた方がいいのかもしれません。

男性が「おしっこ」の後にふかない理由：まとめ

『男性がおしっこの後になぜ陰部をふかないのか？』

という問題ですが、結論　「ふく文化ではない！！」　ということです( ˘ω˘ )

なので、男性用のトイレの小便器にはトイレットペーパーはついていません。

もしも、おしっこの後に陰部をふく文化があれば、小便器の所に、陰部を拭くようにトイレットペーパーが備え付けてあるはずですし、トイレットペーパーを流せる仕組みのトイレになっていると思います。

現在はそのような設備ではないのでそういうことなのです( ˘•ω•˘ )

男性が拭かないことは悪いのではなく、トイレの設備、つまりハード面の問題が大きいような気がします。

あと、体のしくみから見ても、男性と女性の尿道の長さを考えてみても、女性の方が尿道が短く病気になりやすいのですから、必然的に清潔に保つ意識が高いのかもしれません。

女性は「ふく」、男性は「振る」の原則です(^^)

ただ、それだからと言って女性陣が「はい、そうですか」となるわけでもないと思います。

清潔さから考えても、ふかないよりふく方がいいに決まってます。

ご自分が一緒に過ごしている恋人や妻が「拭いてほしい」と言えば、おしっこが終わった後にふく方もいらっしゃるかもしれません。

自分だけの意見ではなく、相手との相談の上で決めていくことが大切なのかもしれませんね(^^♪