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胃透視検査をわかりやすく解説|正確な検査を受けるためのポイント!!

胃透視検査は40歳を過ぎると健康診断で行われることがあり、透視検査の中では最もポピュラーな検査になります。

イメージとしては、バリウムという白い液体を飲みながらする検査といったところでしょうか。

最近では、胃カメラ検査の方が主流になりましたが、胃透視検査を行っている医療施設もまだ多いです。

今回は、この胃透視検査について詳しく解説していきます。

胃透視検査とは?

胃透視検査をわかりやすく解説|正確な検査を受けるためのポイント!!

胃透視検査は、透視検査の中で最もポピュラーな検査で、40歳を過ぎた頃から健康診断として受けることが推奨されています。

”胃を透視する検査”と名前がついている通り、「胃」を中心に「食道」や「十二指腸」の検査を行います。

検査は、胃の中を調べるので支障が出ないように検査前日の夕食から絶食し、バリウムと呼ばれる白いドロドロの液体を飲みながら検査を行います。

検査はバリウムを食道の壁や胃の壁に付着させ、その形状などを調べます。

胃透視検査をわかりやすく解説|正確な検査を受けるためのポイント!!
画像①:食道
胃透視検査をわかりやすく解説|正確な検査を受けるためのポイント!!
画像②:胃(白い部分はバリウム)
胃透視検査をわかりやすく解説|正確な検査を受けるためのポイント!!
画像③:胃(白い部分はバリウム)

胃透視検査を受けられる病院

胃透視検査を受けるには、胃腸科を専門に掲げている医療機関に行かなくてはいけません。

  • 〇〇胃腸科外科病院
  • 〇〇内科胃腸科病院
  • 〇〇胃腸科クリニック
  • 胃透視検診車(胃透視の機械をつんだトラックの中で行う)

胃透視検査を行っている検診車もありますが、検診車は会社単位で予約を行う必要があります。

胃透視検査を受けるにあたっては、絶飲食などの準備がいるため病院に行ってすぐにしてもらえるわけではありません。

もし、希望する場合には前もって受診する病院に相談してからがいいと思います。

検査のながれ

胃透視検査の検査のながれをまとめました。

胃透視検査の検査時間は、15分~20分ほどです。

① 検査の前日

胃透視検査は胃の検査なので、検査中に胃の中に食べた物が残っていると、きちんとした検査ができません。そのため、検査前日から食事制限を行います。また、服用中の薬については、前もって病院に相談し、検査前に飲んでよいか確認をしておきます。

食事・食事は軽食、午後7時ぐらいまで済ませる。その後は水のみ。
・アルコールは飲まない。
・検査前日までに病院に相談する。

② 検査の当日

検査当日も食事制限をし検査終了まで水分も控えます。また、検査の際には検査着に着替えますので、着替えやすい服装で病院へ向かいます。

食事・検査の当日には、水分・食事はいっさい取らない(絶飲食)。
・病院の指示に従い服用します。
服装・検査前に検査着に着替えるので、着替えやすい服装で病院に行きます。

③ 胃透視検査の直前の準備

検査前に検査着に着替え、トイレを済ませておきます。また、胃透視検査の画像に影響が出ないように、時計などははずす必要があります。

着替え・湿布、エレキバン、時計、ネックレス、ブラジャーなどははずします。
・女性の方はスポーツブラを着用しているとはずす必要がなくなります。

④ 胃透視検査の手順

胃透視検査の手順を簡単に説明すると、以下のようになります。

  1. 胃の動きを止める注射をする。
  2. 「発泡剤(胃を風船のように膨らませる薬)」を飲む。
  3. バリウム(ドロドロした白い液体)を飲む。
  4. いろいろな体勢で写真を撮る。
    • 立位(立った状態) 正面向き
    • 立位(立った状態) 斜め向き
    • 仰向け(あおむけ) 正面向き
    • 仰向け(あおむけ) 斜め向き
    • うつぶせ 正面向き
    • うつぶせ 斜め向き
    • 仰向け(あおむけ) 腹部圧迫
  5. 検査終了後、下剤を飲む。

胃透視検査の特徴

胃透視検査の大きな特徴は、検査中に飲むバリウムが非常に飲みにくいことです。

また、胃透視検査では胃を膨らませて検査を行うので、そのために発泡散という意を膨らませる薬を飲みますが、この発泡散の影響でゲップが出そうになります。

ですが、ゲップをすると胃が縮んでしまうため我慢しなくてはいけません。

その上に、撮影のために多くの体位変換が必要になり、検査を受ける側としては結構大変な検査です。

  • 検査前日の夕方から絶食
  • バリウムを飲む(おいしくない)
  • 発泡散を飲む(ゲップを我慢しなくてはいけない)
  • 検査中に体をいろいろ動かす必要がある(ゲップをしたいのできつい)

胃透視検査でわかること

検査自体はかなり大変そうですが、胃透視検査ではどんなことがわかるのでしょうか?

胃透視検査では、食道・胃・十二指腸の潰瘍、ポリープ、癌などの粘膜病変のほか、形の異常などを診断します。

検査の注意点

胃透視検査を受けるにあたっての注意点を挙げます。

発泡散は胃を膨らませる!?

発泡散は撮影を行う直前に”胃を膨らませるため”に飲む大さじ1杯分ほどの白い粉薬です。

大さじ1杯分ほどの少ない量だからといって安心していると、すごい勢いで泡が発生しあっという間に胃がパンパンに膨らみます。

そして、ものすごくゲップをしたくなります。

ですが、胃透視検査では胃が膨らんだ状態の方が撮影がしやすいのでゲップはしないように言われます。

ちなみに、発泡剤をうまく飲めずに口の中に溜め込んでしまうと、口の中で大量の泡が発生してしまい、カニのように泡を口から吐き出すことになります。

くれぐれも気を付けましょう。

バリウムはまずい!?

胃透視検査では発泡散で膨らんだ胃の壁にバリウムを付着させ、胃壁の状態を観察します。

そのため、バリウムを飲むことは胃透視検査の絶対条件なのですが、このバリウムがとにかくまずいです。

飲み心地もドロドロしていて最悪です。

しかも、ゲップを我慢している状態で飲むので飲みにくさが倍増します。

バリウムを飲む量やタイミングは、透視撮影のタイミングにもよるので、検査をする診療放射線技師さんから指示があります。

自分で飲むタイミングを決めることができずに飲む美味しくないバリウムは検査のつらさを増加させます。

最近では、バリウムの味にイチゴ味、チョコ味、バナナ味、抹茶味、バニラ味など種類が追加されましたが、必ずしも検査をする医療機関に用意されているわけではないので、気になる方は検査の予約をする際に確認しておくことが大切です。

検査中の体位変換が大変!?

胃透視検査では胃を透視しながら様々な角度で撮影します。

”様々な角度”についてですが、胃透視検査を行うX線透視装置は角度をつけることができないつくりになっているため、診療放射線技師さんの指示に従って体勢を変換し角度をつけなくてはいけません。

  • 体の左側を少し前に出してください
  • 体の右側を少し前に出してください
  • 後ろを向いてください  など

このような体位変換は、普段なら簡単にできそうでも、発泡散で胃が膨らんだ状態でゲップを我慢しながらするのはかなり大変です。

検査後の下剤はかなり重要!?

検査後は下剤を飲み、胃透視検査で飲んだバリウムを早く体外に出します。

この理由は、バリウムが固まりやすいからで、自然排便で体外に出そうとすると腸管内で固まってしまう可能性があるからです。

そのため、検査終了後は下剤を服用し速やかにバリウムを体外に排出します。

ちなみに、バリウムが体内から排出されている間は”うんこが真っ白”になります。

正確な検査を受けるために!!

胃透視検査は、基本的にその施設の診療放射線技師が行います。

そのため、その診療放射線技師の経験によって上手、下手があります。

そして、撮影した画像を診断するのはその施設の医師なので、医師の読影レベルでも診断能力は変わります。

検査を受けるのであれば、正確な検査を受けるためにきちんとした病院を受診したいものですが、たくさんある病院の中からどのように胃透視検査を受ける病院を選択したらよいのでしょうか?

胃透視検査の実施件数を確認する

胃透視検査の技術力の確認方法はまず第一に「どのくらい検査を行っているか」を確認することが重要です。

検査数が多いということは、それだけ多くの症例を診ているということになり、また、検査数が多い病院ほど診療放射線技師の教育にも力を注いでいます。

胃透視検査に慣れた診療放射線技師がいることは正確な検査をしてもらうために重要なことです。

放射線科の読影医がいるかを確認する

第二に「放射線科の読影医がいるか」の確認をします。

これは、外部の読影センターに画像を読影してもらっている状態でも大丈夫です。

放射線科の読影医がいる病院では、検査した画像を主治医と読影医で確認します。

そのため、異常所見の見落としが減少するということです。

胃透視検査をわかりやすく解説:まとめ

最近では、胃透視検査よりも胃カメラ検査の方が主流になってきましたが、まだ胃透視検査を行わなくなったわけではありません。

胃カメラ検査に比べ、胃透視検査は検査を受ける側も検査に協力する体制で臨むことが大切です。

もしも、胃透視検査を受ける際にはしっかりと検査をしてもらえるように検査の理解と準備をしていきましょう。